現代の忙しい生活の中で、心身のリラックスや健康維持がますます重要視されている。その中で注目を集めているのが「温活」、すなわち温熱を活用した健康法である。温活は、冷えを解消し、リラックスを促進する効果があるとして、特に女性や若い世代の間で注目されている。
身体を温める「温活」が広がる中、「RelaxQ ほっとイヤリング」は耳をじんわり温める新感覚の温活グッズだ。この製品は、伝統的なお灸文化を現代的に再解釈し、特に若い世代にも親しまれるようデザインされていることが特徴だ。開発者の宮下さんは、お灸文化が次第に薄れつつあることを懸念し、温熱によるリラクゼーション効果を現代に再び広めることを目指して開発に取り組んでいる。
耳たぶを温めるという新しい発想から生まれた「RelaxQほっとイヤリング」は、温活を手軽に取り入れ、若者にも馴染みやすい形でお灸文化を啓蒙する役割を果たしている。さらに、この製品は、快適な睡眠空間へ誘うことも期待できるため、寝室でのリラックス法としても最適である。
本記事では、この製品の開発背景やその特徴、そして日常生活での活用法を深掘りしていく。
インタビューを受けてくれた人：
フェリック株式会社
宮下 洋一（みやした ひろかず）さん
ーー本日は「RelaxQほっとイヤリング」について、開発の背景や製品の特徴を詳しく伺いたいと思います。まず、開発を始めたきっかけについて教えていただけますか？
宮下： 日本でのお灸文化が徐々に薄れつつあることに以前から懸念を抱いていました。
お灸は古くからリラクゼーションや健康維持のための手法として親しまれてきましたが、現代では若い世代の方々に馴染みが薄くなっています。
そこで、お灸文化をリバイバルし、若い人にも広めていきたいと考えていたところ、個人的な体験がきっかけになりました。我々はもともと、小さな発熱体の製品に特化して開発を行っている会社でして、ある日、二日酔いの朝に試しに耳たぶに発熱体を貼ってみたところ、血流が改善されるような感覚がして、首筋や目元がスッキリしたんです。この経験から「耳たぶを温める製品が作れるのでは？」と考えるようになりました。
ーー偶然の体験が製品開発の着想につながったのですね。
宮下： 首筋や目元がスッキリしたというのは個人的な感想ですが、耳はとても冷えている部分ですので、温めることで新感覚をご体験いただけると思います。
ただし、普段温めない部分なので、どのくらいの温度で温めるのが適切だろうかという点については試行錯誤しましたね。
ーー試行錯誤の中で、どのようなこだわりを持って開発されましたか？
宮下：RelaxQはタブレット状で、ある一定の温度に達すると発熱原料の中に入っている温度制御剤が溶け出す仕組みになっています。
一気に適温まで上がって、消化活動（温度制御剤が溶け出す）するようになっているので、暑くても寒くても環境に合った最適な温度まで一気に上がるように開発しました。例えば、寒い日にカイロをつけて満員電車に乗った時、外は寒いのに電車は暑くて、カイロが熱くなりすぎた経験はありませんか？RelaxQは最適な温度になることが強みなので、あの不快感がないことが特徴といえます。
ーーその点で言いますと、睡眠時に着用することでリラックスできそうですね。
宮下：そうですね。先ほども申し上げた通り、RelaxQは着用すると一気に適温まで上がります。そのように、最初に温めてくれた後、温度が次第に下がります。その落差がスムーズな入眠につながると言えるので、睡眠時にもおすすめできる商品です。
ーー体温が下がることで眠りがスムーズになると言われているように、RelaxQの温度落差がリラックスに影響を与えているのですね。
宮下：コロナ禍を経て、睡眠に対する関心が広まってきたように思います。近年の睡眠課題は、現代病や社会病の1つだと考えますので、是非睡眠時にRelaxQを使用してリラックスしていただきたいなと思います。睡眠時は、耳以外にも手のひらや足の裏に貼って眠ることもおすすめできます。布団にくっついてしまうなど、さまざまな問題はあるかもしれませんが、ご自身に合った使い方で活用していただければと思います。
ーーありがとうございます。睡眠時にもリラックスさせてくれるRelaxQですが、使用頻度目安はありますか？
宮下：毎日でも、1日に何度でも、ご使用していただければと思います。それこそ、私は朝から10個や20個使っている時もあります（笑）温めることでスッキリするので、睡眠時に関わらず、気圧変化で頭痛がする時など、気軽に使用していただければと思います。
ーーさまざまなシーンで使用できますね。宮下さんが考える、おすすめの利用方法などはありますか？
宮下：手や足の裏にAVA血管という太い血管が通っていて、そこにRelaxQを当てると全身がゾクゾクするくらい温まるのでおすすめします。あとは、鼻を温めることで、鼻の副鼻腔炎や花粉症など鼻の不調にも効く場合があります。このように、温熱で効果があるものはたくさんあります。普段温めない部分を温めることで効果が出てくる、良い意味で期待を裏切るような商品がRelaxQであると言えます。
ーーお灸文化のリバイバルとして、今後もっと広がっていきそうですね。温熱が広がるような、さらなる工夫やこだわりポイントはありますか？
宮下：先ほど申し上げた、あらゆる環境下で最適な温度になる仕組みに加え、売り方と魅せ方を変えることにもこだわりました。やはり、お灸文化の普及には、若い方に認知していただき、実際に使用していただくことを目指していますので、販売ではアットコスメやプラザなどにおいて、化粧品と同じように店頭に並べていただき、「温活は1年中できますよ」と啓蒙することを、ここ3年くらい尽力しています。
また、商品のデザインは派手な柄にしていて、形は花の形にしています。SNSで紹介していただきやすいことや、普段身につけやすいという点から、普及につながることを見越しています。反対意見もありましたが、温熱業界の商品や使い捨て製品は白いデザインが多いこともあり、魅せ方を変えたことで普段置かれないような店頭にも置いていただけているので、良かったと思います。
ーー温活で日々の暮らしを豊かにする素敵な取り組みですね。本日はありがとうございました！
商品紹介：RelaxQ ほっとイヤリング
「RelaxQほっとイヤリング」は、耳たぶを１５分間温める新感覚な温活グッズです。
ちょっとした間に、整えたい。でも時間がない、そんな方にピッタリなセルフケアグッズです。
かわいい見た目が使う場所を選ばず、見えても困らない。だからいつでも使っていただけます。
ちょっとしたプレゼントにも最適！こんなの欲しかったーといってもらえることは間違いありません。
会社紹介：
フェリック株式会社
フェリックは、今年で47年目を迎える温熱に特化した企業です。日本発の温熱文化を世界に拡げるべく、日々“熱い”活動をしております。
「共生共競是独創」を社是として、全社員一同、共に生きる安心感と共に競う緊張感を持ち、独創性の有る機能性資材の開発、機能性とデザイン性を兼ね備えた製品の開発提案を行い、その製品化を通じて国際社会の融合に貢献するためにこれからも挑戦をして参ります。