さんの夢をきろくしましたきろくを見る

荒らされたプランターの夢

Cherry tomatoes grown in flower pots on balcony or windowsill. Gardening tomatoes at home.

仕事や子育てで忙しい日々を送る女性の夢です。夢カウンセラーと話すうち、日常に流されて見逃しがちな、小さくて温かい感情の動きの存在に気づいていかれたようです。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

こんにちは。今日はどんな夢をお持ちになりましたか?

サトミ
サトミ

こんにちは。先月末に仕事が忙しく、バタバタしていたころに見た夢なんですが、鮮やかだったのでよく覚えていて。

サトミさん(43歳/会社勤務/女性)

夫、長女(12)、次女(9)と4人暮らし。フルタイム勤務で、責任ある仕事にやりがいを感じていて、家族も仲が良くて、充実した毎日を送る。たまに一杯一杯になってしまうことがあり、ゆとりを持ちたいと感じている。旅行とドライブが趣味。

2023年10月20日に見た夢 

朝目覚めてカーテンを開けると、プランターの花がなぎ倒されている。動物に踏みつぶされたよう。絶対に捕まえてやろうと思って地面を見ると、ベランダの端まで足跡が続いている。どうやら夜のうちに逃げてしまったよう。涙がこみあげてくる。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

どんな感じが印象に残りましたか?

サトミ
サトミ

驚いたり怒ったり泣いたり、気持ちがたくさん揺さぶられました。普段はどちらかといえば冷静な方なんです。あんなに直接表現することはありませんね。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

「なぎ倒す」とか「踏みつぶす」とか、荒々しい表現もありますよね。

サトミ
サトミ

それも自分らしくないような感じがします。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

冒頭から順番にうかがっていきますね。朝目覚めて、カーテンを開けると、ベランダのプランターが見えるわけですね。

サトミ
サトミ

いつも6時の目覚ましで起きて、太陽の光を浴びるために遮光カーテンを開けるのがルーティンです。夢でも同じようにしていました。同じ部屋に家族も寝ているはずだけど、覚えていません。曇った灰色の空の日でした。だからか、プランターのピンク色の花がより際立って見えた気がします。実際に植えているのはミニトマトなんですが、夢では私が植えないようなかわいい小さな花の咲く花の苗が並んで植わっていて、それがところどころくちゃくちゃに踏みつぶされていたんです。あれは猫とかではなくて、イタチとか、猪の子どもとか、もう少し大きい動物の仕業だったと思います。都会にいるわけないんですけど。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

それを見て、どんなふうに感じましたか?

サトミ
サトミ

許せない、って思いました。種から大事に育てて、やっときれいな花が咲いたのに!って。心臓がバクバクして、呼吸が浅くなるような。何としても捕まえてやると思いましたね。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

まだ近くにいるように思ったのですね。

サトミ
サトミ

言われてみれば、夜のうちの出来事で、もうとっくに逃げていたかもしれませんね。動物なのかどうかもわからないし。大雨が降ったのかもしれないのに。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

でも、何かの動物にやられたという確信がある。

サトミ
サトミ

それで地面を見たらやっぱり点々と足跡が続いていたんです。肉球があって、四つ足で歩く動物の。手のひらくらいあったので、落ち着いて考えたら結構大きい動物ですよね。笑

夢カウンセラー
夢カウンセラー

追いかけて本当に遭遇したら怖いかもしれない。

サトミ
サトミ

ほんとですね。笑 でも、足跡を追跡する時にはそんなこと全然考えませんでした。ベランダの端まで行ったけど、もういるはずもなく。すごく悔しくて、涙が出てきました。こんなふうに感情的になることって、滅多にないんですけど。気持ちが揺さぶられたから疲れはしましたが、ある意味思い切り出せたって感じでスッキリしたような感じもあって。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

いつもなら感情はうまくコントロールできていて、植物を育てるとしても、食べられるような実用的なものを選ばれるんですよね。植物というのは、心理学的には、みずみずしくて水分を豊富に含んでいて、大地から栄養をとって育つという、身体とか感情を表すものです。サトミさんの中に、普段は気づかないけれど、小さな可愛らしい、ピンク色の花のような、実用性とは違う、柔らかくて優しい、繊細な部分があるのを感じます。

サトミ
サトミ

お花なんて私に合わないし、わざわざ植えるなんていう選択肢が浮かびませんけど、言われてみれば、職場で誕生日に花束をもらったり、子どもたちから母の日にカーネーションをもらったりすると、くすぐったいような、でも胸の奥があったまるような感覚ってあるんですよね。母が花好きだったので、小さい頃は、食卓にいつも花が飾ってあるのが当たり前だったし、よく花の名前を教えてもらっていたような記憶があります。いつからだろう、実家を出て、毎日忙しくするうちに忘れてしまった感覚かも。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

そして、お花を踏み躙る動物というのも、サトミさんの中にある要素ですね。

サトミ
サトミ

そうか。あんなに許せないと思ったけど、それもまた私なのか。なんだろう…そうだな…たまに怖くなるのが、「今」が流れていってしまう感覚なんですよね。ものすごく小さなレベルで、喜んだり嬉しかったりすることがあっても、例えば子どもの成長とか、職場で同僚がかけてくれた小さい言葉とか、そういうものをゆっくり噛み締めたいなと思って心の隅に仮置きしておくんだけれど、結局忙しくて味わう間もないまま流れていっちゃう感じ。ここ最近だって、大事な瞬間は何度もあったと思うのに、一方で、「そんなことやってる場合じゃないのよ!」って、自分で台無しにしているような。なんかもったいないですよね。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

価値あるものをご自身で感じていらっしゃるだけに、もどかしいところがありますね。姿の見えない動物とどんなふうに関わるか。小さな花をどうやって大事に世話するか。この辺りの問いは、こうして感情が動いて、意識をしてみただけで変わってくるものがあると思います。

サトミ
サトミ

そうですね。忙しさはなかなか変えられないけれど、何か工夫できる部分はあるのかも。ゆっくりみたいな感覚、最近忘れてたな。笑 遊びに行っても、あれしなきゃこれしなきゃと気持ちが急くばかりで。足元の草花とか、踏んづけていても気が付かなかったかも。どうしたらいいでしょうね、ちょっとは立ち止まりたいんです。

夢カウンセラー
夢カウンセラー

サトミさんの場合は、1日1行でもいいので、1日の終わりに何かしらメモを書いて、区切りをつける時間を取ってみてもいいかもしれませんね。「流れていっちゃう感じ」が和らぐかもしれません。

サトミ
サトミ

メモでいいんですね。ちょこちょこと書き留めることはあるけど、バラバラになってしまっていて。1箇所にまとめてみようかな。いいアイディアかも、ありがとうございます!

夢カウンセラー
夢カウンセラー

今日はありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました